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OpenVPN の設定

OpenVPN ダイアログでは、カメラの OpenVPNクライアントのシステム設定が行えます。

OpenVPNに関する詳細は、 OpenVPN コミュニティ のウェブサイトを参照してください。

要件

OpenVPN接続には、カメラへのセキュアなアクセスを提供するサーバが必要です。そのため、自身の OpenVPNサーバを起動するか、OpenVPNプロバイダーからのサービスを使用してください。

OpenVPN 共通設定

パラメータ

説明

OpenVPN

OpenVPNクライアントを使用可または使用不可にしてください。

サーバアドレス

OpenVNPクライアントが接続するアドレスを入力してください。

サーバポート

OpenVPNサーバが受信接続で使用するポートを入力してください。

(OpenVPNオプション --rport ポート)

暗号化

使用されている暗号化方式を選択します。

暗号化方式は OpenSSLのライブラリに含まれます。

詳細は、以下のウェブサイトを確認してください。

通信プロトコル

OpenVPNサーバの設定により、 UDPまたは TCPが選択できます。

LZO圧縮

このオプションを使用すると、 LZOデータ圧縮が使用可能になります。LZOに関する詳細は、 www.oberhumer.comを参照にしてください。

最大フラグメントサイズ

UDPのみ! データフラグメントサイズを n bytesに設定します。これにより、 UDPパケットのフラグメントが防げます。

(OpenVPNオプション --フラグメント最大)

mssfix サイズ

UDPのみ! TCPパケットサイズを低減することにより、TCPの UDPトンネルを介した接続が改善されます。

(OpenVPNオプション --mssfix max)

TUNデバイスの MTU

使用されている TUNデバイスの MTUを設定します。これは、使用する接続タイプに依存します。

(OpenVPNオプション --tun-mtu n)

MTUのテスト

UDPのみ! このテストは、良い mtuパラメータの検索に役立ちます。通常の操作モードにこのテストを使用しないでください。

Ping 間隔

N 秒間以上パケットが送信されていない場合、トンネル越しにリモートサーバへ pingを送信します。カメラとサーバ間の接続でステートフル・インスペクション・ファイアウォールが起動している場合、このオプションはトンネルを開けたままにします。

(OpenVPNオプション --ping n)

Ping 再起動

n 秒間以上、リモートサーバが pingや別のパケットを送信していない場合は、カメラの OpenVPNクライアントが接続を再開します。(OpenVPNオプション --ping-restart n)

再ネゴシエーション

N 秒後にデータチャンネルキーを再ネゴシエートします (デフォルト値は 3600秒)。サーバもしくはクライアント側がタイムアウトに到達すると、カメラは再ネゴシエーション処理を開始します。この値を 0 に設定すると、クライアント側の再ネゴシエーションは使用不可になります。

(OpenVPNオプション --reneg-sec n)

認証手続

パラメータ

説明

VPN証明書

パスフレーズで秘密鍵が保護されている場合、フィールドに対応するパスフレーズを入力してください。 VPN証明書の管理 ダイアログで、キーファイルが管理されます。

VPN ユーザ名

ここに、 OpenVPNのユーザ名を入力します。

(OpenVPNオプション --auth-user-name)

VPN パスワード

ここに、 OpenVPNのパスワードを入力します。

(OpenVPNオプション --auth-user-pass)

ロギングオプション

パラメータ

説明

VPN ロギングレベル

  • 0:致命的なエラーを除く出力はありません。

  • 1:少量のステータス情報

  • 2:少し多めのステータス情報、例:証明書や暗号化ステータス

  • 3:さらに多くのステータス情報

  • 4:全ステータス情報

VPN証明書の管理

VPN証明書の管理 ダイアログでは、 OpenVPN接続の確立に使用される証明書を管理しています。

カメラに対してサーバを認証するためには、認証局からの証明書が必要です。また、 RSAベースのパブリック/プライベートな鍵ペアを使用することで、サーバに対してカメラを認証することができます。

パラメータ

説明

認証局(CA)証明書

このセクションを使用して、認証局からの新しい証明書をカメラに保存してください。

アップロード: 証明書をカメラに PEM形式でアップロードします。

削除:証明書が削除されます。

クライアント証明書

このセクションを使用して、サーバに対してカメラを認証するめに、カメラに新しい公開鍵を保存することができます。

アップロード: 証明書をカメラに PEM形式でアップロードします。

削除:証明書が削除されます。

クライアントキー

プライベート鍵には、パブリック/プライベート鍵認証スキームの秘密部分が含まれます。このセクションを使用して、カメラに新しいプライベート鍵を保存してください。

アップロード: プライベート鍵をカメラに PEM形式でアップロードします。

削除:プライベート鍵が削除されます。

パスフレーズの入力は、 OpenVPN ダイアログに戻ってから行ってください。

FAQ およびエラーメッセージ

よくある質問

1.

どのタイプの VPNがサポートされていますか?

現在、ポイントツーポイントモード (ルーティング) での OpenVPNプロトコルをサポートしています。

2.

使用されている暗号化タイプは何ですか?

サーバ要件により、異なる暗号化方式を選択することが可能です。

3.

接続が有効であるか、無効であるかはどのようにして分かりますか?

VPNのログファイルのシステムメッセージを確認してください ("初期シーケンス完了")。

4.

どうしてサーバは証明書を受け取りませんか?

  • クライアントとサーバが同じ時間を使用しているかどうか確認してください (例: タイムサーバの確認は、 時間と日付を参照)。

  • クライアントの証明書の値が、認証局と適合するかどうか確認してください。

  • クライアント証明書の計数およびクライアントキーが同一であることを確認してください。

エラーメッセージ

1.

カメラは OpenVPNサーバへの接続を確立できません。

  • VPNロギングレベル4 に設定して、出力を確認してください。

  • クライアントとサーバが同じ時間を使用しているかどうか確認してください (例: タイムサーバの確認は、 時間と日付を参照)。

  • クライアントとタイムサーバが同じサブネット上にあることを確認してください。

2.

TLSエラー

  • すべての証明書をアップロードしましたか?

  • サーバ用の正しい証明書ですか?

  • サーバの証明書の値が、認証局と適合するかどうか確認してください。

3.

クライアント側の認証方法が指定されていません。

  • クライアントキーおよびクライアント証明書をアップロードしましたか?

  • VPNのユーザ名および対応するパスワードの両方を入力しましたか?

  • クライアント証明書のアップロード後は、再度 OpenVPNの設定 ダイアログから 設定 ボタンをクリックしてください。

4.

ネットワークに到達できません、 ネットワークの接続性を確認してください。

  • 指定したサーバの IPアドレスに到達できることを確認してください。

  • サーバへの接続は確立できますか (ping)?

  • 正しい通信プロトコルを設定しましたか (UDP/TCP)?

5.

HOST_NOT_FOUND、 ホスがトアドレスを解明できません、 指定されたホストは不明です

  • サーバ名が適切に解明されたことを確認してください ( nslookupを使用)。

  • 正しいサーバ名を入力しましたか?

  • DNSサービスに正しいサーバ名が入力されましたか?

6.

TUN/TAPに書き込む:無効な引数 (code=22)

サーバおよびクライアントの LZO圧縮 に同じ設定が使用されているか確認してください。

追加情報


システム設定値の保存

設定 ボタンをクリックすると、次にカメラが再起動するまでの間、設定内容が保存され有効になります。

出荷時設定 ボタンをクリックして、このダイアログに工場出荷時設定値をロードします (このボタンはすべてのダイアログにはありません)。

リストア ボタンをクリックすると、カメラに永久保存される前の直近の変更が元に戻ります。

閉じる ボタンをクリックするとダイアログが終了します。ダイアログを終了している間、システムは設定全体に変更があるかどうか確認をします。設定に変更が検出されると、システム設定値を永久に保存するかどうか確認されます。


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