目次  MOBOTIXオンラインヘルプ

MxAnalytics

注記

この機能を利用できないカメラモデルがあります。

MxAnalytics は、画像内で動くオブジェクトを追跡し、統計情報を収集します。この機能は、カメラがオブジェクトの分布を録画し、ヒートマップとして結果を表示することで実現されます。さらに、任意の領域に計数ラインを設定することができるため、通過するオブジェクト数もカウントします。これらのデータは、直接カメラに内蔵されるストレージデバイス上に予約されたパーティションに記録されます。ストレージデバイスは、 外部ファイルサーバ / フラッシュデバイス ダイアログでデバイスをフォーマットする時に適切にパーティションする必要があります (本ページの MxAnalytics データストレージ を参照)。

MxAnalyticsを使用するには、 一般 MxAnalytics 設定 ダイアログから機能設定を行います。設定情報は MxAnalytics 一覧 に表示され、異なる形式でデータをエクスポートすることができます。

注意

アプリケーション

MxAnalyticsの結果の信頼性を高めるには、原因となり得る外的要因を回避が必要となります。万が一この状況が回避できない場合は、不正確な結果の収集に繋がります。次の要因は MxAnalyticsの信頼性を低くします:

MxAnalytics は、天井設置のカメラ専用として設計されています。以下には、使用するレンズタイプで異なる取り付けの高さを記述します。

レンズ

最小の高さ

最大の高さ

L12 (1,8 mm)

2.5 m

6 m

L23 (3.6 mm)、 L25 (4.0 mm)

6 m

10 m

MxAnalytics の設定は 一般 MxAnalytics 設定 から次の手順を実行してください。
MxAnalyticsの結果は、 MxAnalytics 一覧 ダイアログから確認できます:

" MxAnalytics 一般設定" ダイアログ

一般設定

MxAnalytics は、永続的に利用可能状態にできますが、信号入力やタイムテーブルプロファイルを使用して動作待機を制御することも可能です。

例1 シナリオ

店舗の営業時間内だけ MxAnalytics を有効にするには、営業時間に適した タイムテーブルプロファイル の作成が必要です。次に、 MxAnalytics の動作待機を 使用可 に設定し、営業時間を定義したタイムテーブルプロファイルを選択します。

ヒント

タイムテーブルを使用して MxAnalytics の動作待機のステータスを制御すると、収集データの記録に必要な記憶容量が最小限に抑えられるため、記録時間が拡大されます。これにより、解析ウィンドウの外のオブジェクトは無視され、ヒートマップにも表示されないので、解析結果の重要性が向上します。記憶容量に関する詳細は ストレージ要件 を確認してください。

侵入検知の設定

このセクションではオブジェクト識別の共通設定について説明します。

検出領域

MxAnalytics による解析範囲を特定領域のみに制限する場合、複数のウィンドウや多角形を定義することができます。簡単な方法でウィンドウを定義するには、 [Shift] キーを押下しながら をクリックしてライブ画像に矩形を描き、 検出領域の追加 をクリックします ( 画像領域へのグラフィック入力参照)。また、特定の領域だけ検知対象から外すことも可能です。

矩形構文

[!]image sensor, horizontal coordinate, vertical coordinate, width, height

(オプションのパラメータは角括弧を使用)

例2 矩形構文
0,0、0,1280、960

多角形構文

[!]image sensor, poly=<hor. coordinate>x<vert. coordinate>
 /<hor. coordinate>x<vert. coordinate>/<hor. coordinate>x<vert. coordinate>
 {/<hor. coordinate>x<vert. coordinate}

(オプションのパラメータは角括弧を使用、 頻繁に使用するパラメータは中括弧を使用)

例3 多角形構文
0,poly=0x0/0x1280/960x1280/960x0

注意

  • 特定の領域を検知対象から除く場合、定義ラインの頭に "!" を入力します。

  • すべての検知領域は画像センサ全体を参照しています。

  • もし計数ラインが検知領域の外にある場合は、自動的に領域が拡大されます。色で表示され、マゼンタ色に変化します。

ヒント

  • 検知領域を制限することでパフォーマンスが向上し、より良い結果を生成します。さらに、必要な記憶容量が低減されるため、収集データの記録時間が拡大されます。記憶容量に関する詳細は ストレージ要件 を確認してください。

  • 解析結果に悪影響を及ぼすため、表面反射がある画像領域は、検知領域から除いてください。

    検知領域の表示を有効にすると、カメラは検知エリアを表示します (矩形および多角形) 。また、境界ボックスも表示します (カメラ画像内の検知領域すべてを含む多角形)。

設置の高さ

カメラの設置位置から床面までの高さ (距離) を、センチメートルで入力してください。この情報を使用して、カメラは正確な結果をヒートマップに表示します。移動する人を解析する場合、ヒートマップは人の足元付近を計測します。

注記

カメラの取り付け位置は、解析結果の正確性を保つため、 2 m/6 ft 以下にしないでください。

傾斜角度

カメラの傾斜角度を設定します。天井設置の場合は −90°を選択し、壁面設置の場合は を選択します。この情報を使用して、カメラは正確な結果をヒートマップに表示します。

最小オブジェクトサイズ

このパラメータでは、オブジェクトの最小サイズを設定します (設定値よりも小さなオブジェクトは無視されます)。ライブ画像に矩形を定義するには、 [Shift] を押下して をクリックし、 最小オブジェクトサイズの設定 をクリックします ( 画像領域へのグラフィック入力参照)。

光と影

カメラには 3つの事前定義された設定があり、カメラの設置場所で照明プロファイルに適応することができます。さらに、カスタム設定から、手動で光と影が調整できます。

利用できる設定
  • 人工照明、影なし:検知領域が人工照明だけで照らされていて、オブジェクトが動いても影がない場合に選択します。

  • わずかな日光、はっきりしない影:検知領域の照明にあまり変化がなく (例:日光) 、オブジェクトが動いても影がはっきりしない (明確でない) 場合に選択します。

  • 強い日光、はっきりした影:検知領域の照明に大きな変化があり (例:大きな窓がある)、オブジェクトが動くと明確に影が映る場合に選択します。

  • カスタムサイズ:上述の 3つの露光プログラムから選択することが可能で、追加で 2つの影検知方法が選べます。

    • 連続照明: 検知領域の照明に変化がない場合に選択します。例えば、窓が無いホールなどです。このオプションは、数秒間以上停止しているオブジェクトの追跡が可能です。このオプションの計算時間は最小であるため、カメラは最大フレームレートを実現します。

    • ゆっくりとした照明の変化: 部屋に数箇所窓があるだけで、照明は急激に変化せずにゆっくりと変化する場面に最適なオプションです。特に、天井近くに狭い窓がある部屋の環境に適しています。

    • 急速な照明の変化: 照明が急速に変化する部屋での利用に最適なオプションです (例:大きな窓がある部屋)。このオプションの計算時間は最大であるため、カメラのフレームレートは低減します。ここでは影検知の設定変更はできません。

    • 影の検出: 影は MxAnalytics の結果に悪影響を及ぼす可能性があります。このような結果を防ぐには、影を検出するための手段を追加で有効にすることができます。

      • 粗い構造/暗い背景: 背景画像が粗い構造であったり、または暗い場合にオプションを使用します。

      • 微細な構造/明るい背景: 背景画像が微細な構造であったり、または明るい場合にオプションを使用します。オプションには 3段階の感度レベルがあります (低い高い)。感度が高いほど、画像から多くの影が取り除かれます。しかりながら同時に、オブジェクトを影として認識する可能性が高まります。

感度

このパラメータでは、解析の感度を制御します。感度値が高いと、ソフトウェアは、背景に目立つ色差を持つオブジェクトを認識しています。感度値が低いと、ソフトウェアは、背景で目立たない色差を持つオブジェクトも認識しています。

オブジェクト表示設定

MxAnalytics に表示するオブジェクトの設定が利用できます。

  • 矩形:色を選択すると矩形が表示されます。

  • オブジェクトの追跡:色を選択するとオブジェクトの追跡を表示します。オブジェクトの重心を追跡します。

  • オブジェクトハロー:オブジェクトに色をつけます。このパラメータはオブジェクトの透明度を制御します。

計数ライン設定

計数ラインは、設定したライン上を通過するオブジェクト数のカウントに使用します。ソフトウェアは、オブジェクトの移動方向も認識することができます。各計数ライン毎に定義を作成します。計数ラインの定義には、始点と終了点、および幅を設定します。

計数ラインの構文

image sensor,start=<hor. coordinate>x<vert. coordinate>,
 end=<hor. coordinate>x<vert. coordinate>,width=<width>,
 id=<identification number>[,name=<string>][,north=<string>]
 [,south=<string>]

(オプションのパラメータは角括弧を使用)

例4 計数ラインの構文
0,start=800x440,end=800x520,width=360,id=1,name=Entrance 1st floor\, left,north=In,south=Out

注意

  • 文字列にカンマが含まれている場合は、バックスラッシュ (\) を前に置く必要があります。

  • 1台のカメラには、最大 16本の計数ラインが定義されます。

  • ID は 0〜 65535の範囲の値でなければなりません。

パラメータ

説明

画像センサ

計数ラインの定義で使用する画像センサ (カメラ画像) を選択します。

  • 0:デュアルカメラの右側画像、モノカメラではデフォルト値

  • 1:デュアルカメラの左側画像

始点

計数ラインの始点座標は、水平および垂直座標で定義します。

終了点

計数ラインの終了点座標は、水平および垂直座標で定義します。

計数ライン幅

ID

画像上に表示される計数ラインの認証番号 (ID)ラインを見分けることができます。

名前

後に作成されるレポートで表示される計数ラインの名前 (例:「南側入り口」)

(オプション パラメータ)

矢印/北の方向にラインを通過するオブジェクトの記述 (例:"イン")。後に作成されるレポートで表示されます。

(オプション パラメータ)

矢印/南の方向にラインを通過するオブジェクトの記述 (例:"アウト")。後に作成されるレポートで表示されます。

(オプション パラメータ)

計数ラインをグラフィック上で入力

ライブ画像で計数ラインを描くには、 [Ctrl+Shift] を押しながら画像上でクリックします。計数ラインの方向および長さを定義するには、 [Shift] キーを押しながら画像上でクリックします。次のクリックで、計数幅が設定されます。ダイアログ内にあるボタンをクリックして、計数の定義をフィールドに追加します。

計数ラインのスタイル

ソフトウェアはカメラ画像にラインを表示するために、以下の設定を用意しています。

  • オフ:カメラは計数ラインを表示しません。

  • オン:カメラは常に計数ラインを表示します。

  • オン、カウント時に非表示:カメラは計数ラインを表示しますが、オブジェクトがライン上を通過すると、カメラは一瞬ラインを非表示にします。

  • オン、カウント時に強調表示:カメラは計数ラインを表示しますが、オブジェクトがライン上を通過すると、カメラは一瞬ラインの色を変えて強調表示します。

  • オフ、カウント時に強調表示:カメラは計数ラインを非表示にしますが、オブジェクトがライン上を通過すると、カメラは一瞬ラインを表示にします。

テキストカラー

カウンタとライン IDの色が設定できます。

ヒートマップの設定

ヒートマップはオブジェクトの分布を色を使用して表示します (例:オブジェクトの滞留、移動方向)。暖色であるほど、特定の位置でオブジェクトが滞留していることを意味します。移動する人を解析する場合、ヒートマップは人の足元付近を計測します。

参照画像

ヒートマップの背景で常に同じ画像を使用する場合は、カメラで "参照画像" を設定します。参照画像が保存されていなかったり、 削除で既存の参照画像を削除した場合、ソフトウェアは背景に現在のライブ画像を使用します。

  • 保存:現在のライブ画像を参照画像 (背景) として保存し、ヒートマップで表示します。

  • 表示:保存した参照画像を新しいウィンドウに表示します。参照画像が保存されていなかったり、既存の参照画像が削除されている場合、このボタンは使用不可です。

  • 削除:保存された参照画像を削除します。参照画像が保存されていなかったり、既存の参照画像が削除されている場合、このボタンは使用不可です。

ヒント

ライブ画像にオブジェクトがいないときに参照画像を保存してください。ヒートマップを表示したときにオブジェクトが邪魔になる可能性を回避します。

ライブ画像表示

カメラのライブ画像に現在のヒートマップを表示します。この機能により、素早く設定を確認することができます。

注意

カメラのライブ画像へは短時間のみヒートマップを表示するようにしてください。 CPUの負荷が高まるため カメラのライブ画像のフレームレート低減に繋がります。ダイアログを閉じる前に、 ヒートマップを表示する のチェックボックスを使用不可にし、ダイアログの下にある 設定/閉じる ボタンから設定を永久に保存してください。

注記

ライブ画像でヒートマップを表示すると、その状態を保存するので録画画像にも同じヒートマップが表示されます (ただし、録画モードで フル画像 を使用した場合を除く)。

" MxAnalytics 一般設定" ダイアログ

MxAnalytics 一覧 画面から、カメラで生成するレポートを定義します。

ステータス

このダイアログセクションでは、利用できる録画に関する一般情報が確認できます。情報には、最古および最新の録画の日付/時間、記憶容量の使用量、録画数が含まれます。さらに、手動で新しい録画を作成したり (強制的に新しく記録する) 、全録画を削除して MxAnalytics の完全なリセット (すべての記録を削除) することができます。

注意

  • すべての記録を削除 を選択すると、削除内容は二度と元に戻せません。

  • ストレージデバイスの MxAnalytics パーティション のサイズにより、録画の削除には数分以上かかる場合があります。

ヒートマップ

表示 をクリックすると、別のブラウザウィンドウに現在の日付に基づいたヒートマップが取得できます。ヒートマップは、 MxAnalytics のデータを直近でリセットしてからの結果や、 MxAnalytics を有効にしてからの結果が表示されます。

計数ライン

このセクションでは、定義した計数ラインの概要テーブルが表示されます (種類、現在のカウンタ値)。

ヒント

別のプログラムを用いて現在の計数ラインの設定を入手することができます。カウンタ値には以下のリンクが使用されます:http://192.168.11.104/control/stat_export?function=counterデータは JSON 形式で戻されます。

計数ラインレポートのプロフィール

このセクションでは、定義された計数ラインのレポートプロフィールの概要テーブルが表示されます。 計数ラインレポートのプロフィール ダイアログから定義することができます。

  • 名前:プロフィール名をクリックして、計数ラインレポートを別のブラウザウィンドウで表示します。

  • エクスポートの範囲:エクスポートするレポートの時間範囲を表示します。

  • EメールプロファイルEメールプロファイル でレポートプロファイルが使用されているかどうか、またそれに応答するタイムタスクイベントが存在するかどうか表示されます:

    • レポートプロファイルは、 Eメールプロファイルとタイムタスクイベントで使用されています。

    • レポートプロファイルは Eメールプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントは存在しません。

    • レポートプロファイルは Eメールプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントが無効になっています。

    • レポートプロファイルは Eメールプロファイルで使用されていますが、応答するタイムタスクイベントは存在しません。

    左側のステータス LEDをクリックすると、新しい Eメールプロファイルの作成や既存のプロファイルを編集することができます。

    右側のステータス LEDをクリックすると、新しいタイムタスクの作成や既存のタスクを編集することができます。

  • FTPプロファイルFTPプロファイル でレポートプロファイルが使用されているかどうか、またそれに応答するタイムタスクイベントが存在するかどうか表示されます:

    • レポートプロファイルは FTPプロファイルとタイムタスクイベントで使用されています。

    • レポートプロファイルは FTPプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントは存在しません。

    • レポートプロファイルは FTPプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントが無効になっています。

    • レポートプロファイルは FTPプロファイルで使用されていますが、タイムタスクイベントは存在しません。

    左側のステータス LEDをクリックすると、新しい FTPプロファイルの作成や既存のプロファイルを編集することができます。

    右側のステータス LEDをクリックすると、新しいタイムタスクの作成や既存のタスクを編集することができます。

  • IP NotifyプロファイルIP Notifyプロファイル でレポートプロファイルが使用されているかどうか、またそれに応答するタイムタスクイベントが存在するかどうか表示されます:

    • レポートプロファイルは IP Notifyプロファイルとタイムタスクイベントで使用されています。

    • レポートプロファイルは IP Notifyプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントは存在しません。

    • レポートプロファイルは IP Notifyプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントが無効になっています。

    • レポートプロファイルは IP Notifyプロファイルで使用されていますが、タイムタスクイベントは存在しません。

    左側のステータス LEDをクリックすると、新しい IP Notifyプロファイルの作成や既存のプロファイルを編集することができます。

    右側のステータス LEDをクリックすると、新しいタイムタスクの作成や既存のタスクを編集することができます。

ヒント

Eメール、 FTP、 IP Notifyを使用してカメラから自動的に計数ラインレポートを送信する場合、応答するライン (プロファイルとタイムタスク) に表示される両方のステータス LEDが緑色であることを確認してください。異なる場合には、 EメールプロファイルFTPプロファイル または IP Notifyプロファイル を作成し、プロファイルに新しい タイムタスク を追加します。

ヒートマップレポートのプロファイル

このセクションでは、定義されたヒートマップのレポートプロファイルの概要一覧が表示されます。まだレポートプロファイルが定義されていない場合、 ヒートマップレポートのプロファイル ダイアログから定義することができます。

  • 名前:プロファイル名をクリックして、ヒートマップレポートを別のブラウザウィンドウで表示します。

  • エクスポートの範囲:エクスポートするレポートの時間範囲を表示します。

  • EメールプロファイルEメールプロファイル でレポートプロファイルが使用されているかどうか、またそれに応答するタイムタスクイベントが存在するかどうか表示されます:

    • レポートプロファイルは Eメールプロファイルとタイムタスクイベントで使用されています。

    • レポートプロファイルは Eメールプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントは存在しません。

    • レポートプロファイルは Eメールプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントが無効になっています。

    • レポートプロファイルは Eメールプロファイルで使用されていますが、応答するタイムタスクイベントは存在しません。

    左側のステータス LEDをクリックすると、新しい Eメールプロファイルの作成や既存のプロファイルを編集することができます。

    右側のステータス LEDをクリックすると、新しいタイムタスクの作成や既存のタスクを編集することができます。

  • FTPプロファイルFTPプロファイル でレポートプロファイルが使用されているかどうか、またそれに応答するタイムタスクイベントが存在するかどうか表示されます:

    • レポートプロファイルは FTPプロファイルとタイムタスクイベントで使用されています。

    • レポートプロファイルは FTPプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントは存在しません。

    • レポートプロファイルは FTPプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントが無効になっています。

    • レポートプロファイルは FTPプロファイルで使用されていますが、タイムタスクイベントは存在しません。

    左側のステータス LEDをクリックすると、新しい FTPプロファイルの作成や既存のプロファイルを編集することができます。

    右側のステータス LEDをクリックすると、新しいタイムタスクの作成や既存のタスクを編集することができます。

  • IP Notify プロファイルIP Notifyプロファイル でレポートプロファイルが使用されているかどうか、またそれに応答するタイムタスクイベントが存在するかどうか表示されます:

    • レポートプロファイルは IP Notifyプロファイルとタイムタスクイベントで使用されています。

    • レポートプロファイルは IP Notifyプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントは存在しません。

    • レポートプロファイルは IP Notifyプロファイルで使用されています。応答するタイムタスクイベントが無効になっています。

    • レポートプロファイルは IP Notifyプロファイルで使用されていますが、タイムタスクイベントは存在しません。

    左側のステータス LEDをクリックすると、新しい IP Notifyプロファイルの作成や既存のプロファイルを編集することができます。

    右側のステータス LEDをクリックすると、新しいタイムタスクの作成や既存のタスクを編集することができます。

ヒント

Eメール、 FTP、 IP Notifyを使用してカメラから自動的にヒートマップレポートを送信する場合、応答するライン (プロファイルとタイムタスク) に表示される両方のステータス LEDが緑色であることを確認してください。異なる場合には、 EメールプロファイルFTPプロファイル または IP Notifyプロファイル を作成し、プロファイルに新しい タイムタスク を追加します。

"計数ラインレポートのプロファイル" ダイアログ

オブジェクトが設定した計数ライン上を通過するとカウントされます。オブジェクトの移動方向もソフトウェアで認識しています。

このダイアログでは、別のダイアログで使用するレポート (毎週/毎月) を定義することができます。これらのレポートはEメールで送信したり、 MxManagementCenter、 MxEasy、 MxControlCenterカメラのリモートコントロール (コントロール コマンド、 videomotionanalysis セクション) を使用して要求することができます。

プロファイルを試す/レポート取得

このセクションでは、ダイアログにリストされているプロファイルのテストが行えます。まずプロファイルを選択し、 レポート取得をクリックします。カメラは新しいウィンドウに結果を表示 (計数ライン毎に 1テーブルを表示) し、印刷することができます。 CSVテーブルでダウンロードするをクリックすると、ファイルをダウンロードして別のプログラム (スプレッドシードやデータベース 等) でテーブルが処理できます。

プロファイルとオプション

次のパラメータは各プロファイルに表示されます:

パラメータ

説明

プロファイル

プロファイル名、別の選択ボックスでも表示されます。

計数ライン

レポートに含める計数ラインの選択

レポートテーブルの列を定義します。各列には 1日の合計、または連続した日付範囲の合計を表示することができます (例: 月 − 金土 − 日)。

エクスポートの範囲

レポートに含む範囲を特定します (毎週、毎月のレポート)。

週/月

エクスポートの範囲 での選択により、今週や先週、または今月や先月のデータをレポートに含めるかどうか選択することができます。

時間

レポートに含める 1日間の時間範囲を選択します。

エクスポート形式

Eメールでレポートを送信する場合、ファイルを HTMLまたは CSV形式のどちらで添付するのか選択できます。

レポートタイトル

生成されるレポートのタイトルを入力します。また、 変数を含んだダイナミックテキストが使用できます。スタンダードな変数とは別に、計数ラインレポートのプロファイルには 特殊な変数 が追加で排他的に使用することができます。これらのオプションの使用例は、 レポートタイトルのダイナミックテキスト例 を参照してください。

週次レポートの例

週次レポートのテーブルでは、1行に 1時間のカウント値が表示されます。

例5 月、火、水、木、金、月 - 金 と時間範囲 08:00 - 20:00を列にした週次レポート:

計数ラインレポート ...- 南側入り口

時間

月曜日

火曜日

水曜日

木曜日

金曜日

月曜日 - 金曜日

イン

アウト

イン

アウト

イン

アウト

イン

アウト

イン

アウト

イン

アウト

8:00 AM - 9:00 PM

0

0

0

0

0

0

4

5

0

0

4

5

9:00 AM - 10:00 AM

0

0

0

0

0

0

5

10

0

0

5

10

10:00 AM - 11:00 AM

0

0

0

0

0

0

1

13

0

0

1

13

11:00 AM - 12:00 PM

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

12:00 PM - 1:00 PM

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1:00 PM - 2:00 PM

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2:00 PM - 3:00 PM

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3:00 PM - 4:00 PM

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

4:00 PM - 5:00 PM

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

5:00 PM - 6:00 PM

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

6:00 PM - 7:00 PM

0

0

0

0

2

7

0

0

0

0

2

7

7:00 PM - 8:00 PM

0

0

0

0

0

2

0

0

0

0

0

2

全体

0

0

0

0

2

9

10

28

0

0

12

37

毎月のレポート例

月次レポートのテーブルには、1行に 1週間分のカウント値が表示されます。

例6 月、火、水、木、金、月 - 金 と時間範囲 08:00 - 20:00を列にした月次レポート:

計数ラインレポート ...- 南側入り口

月曜日

火曜日

水曜日

木曜日

金曜日

月曜日 - 金曜日

イン

アウト

イン

アウト

イン

アウト

イン

アウト

イン

アウト

イン

アウト

31

78

79

89

79

82

81

82

96

80

72

411

407

32

75

69

81

87

82

85

75

80

66

91

379

412

33

79

76

84

95

83

79

102

80

81

75

429

405

34

86

89

92

89

74

87

84

85

91

79

427

429

35

81

88

93

77

0

0

0

0

0

0

174

165

注記

セルにハイフン (-) が表示されると、その時間にはカウントされた値がないことを意味します。考えられる理由は、解析時間外であったり、時間範囲に解析すべき値がなかったためです。

変数の記述

変数

説明

注意

REPORT:現在のレポート

$(REPORT.TIME)

現在のレポートの時間範囲

週次レポート WW/YYYY (YYYY-MM-DD − YYYY-MM-DD)

月次レポート:月 YYYY

CORRIDOR:選択された計数ライン

$(CRD.ID) $(CORRIDOR.ID)

現在の計数ラインの IDを表示。

 

$(CRD.NAME) $(CORRIDOR.NAME)

現在の計数ラインの名前を表示。

 

レポートタイトルのダイナミックテキストの例

変数 および プレースホルダーを使用して、カメラはレポートタイトルに情報を統合することができます。

シナリオ

レポートタイトルに、カメラ名およびタイムスタンプを表示したいとします。

タイトル定義

Counting Corridor Report − $(REPORT.TIME) − $(CORRIDOR.NAME) − $(id.nam)

説明

$(id.nam)

カメラ名

$(TMS)

現在のタイムスタンプ

"ヒートマップレポートプロファイル" ダイアログ

ヒートマップはオブジェクトの分布を色を使用して表示します (例:オブジェクトの滞留、移動方向)。暖色であるほど、特定の位置でオブジェクトが滞留していることを意味します。結果を視覚化する場合、ヒートマップに含める最低と最高値の範囲を設定したり、ヒートマップの透明度が設定できます。

このダイアログを開いて、別のダイアログで使用される他のレポートを定義します。これらのレポートはEメールで送信したり、 MxManagementCenter、 MxEasy、 MxControlCenterカメラのリモートコントロール (コントロール コマンド、 videomotionanalysis セクション) を使用して要求することができます。

レポートをカスタマイズ

このセクションでは、録画データの範囲内から、指定する時間範囲のヒートマップが取得できます。まず、ヒートマップに指定する時間犯意を選択します。 レポートを取得する をクリックし、このヒートマップを別のブラウザウィンドウに表示します。

ヒント

カレンダーを表示するには、日付フィールドの中をクリックします。利用できるデータの日数には明るいグリーンの背景色が付いており、選択することができます。

テストプロファイル/レポートを取得する

このセクションでは、ダイアログにリストされているプロファイルのテストを実行します。まずプロファイルと日付を選択し、 レポート取得をクリックします。オブジェクトの分布は、カメラの現在のライブ画像上、または参照画像に新しいウィンドウで表示されます (画像が保存された場合は 参照画像を参照してください)。このウィンドウのヒートマップは印刷したり、 JPEGファイルとして保存ができます。

プロファイルとオプション

次のパラメータは各プロファイルに表示されます。

パラメータ

意味

プロファイル

プロファイル名、別の選択ボックスでも表示されます。

エクスポートの範囲

レポートに含む範囲の特定 (現在または直近の日)。

時間

レポートに含める 1日間の時間範囲を選択します。

凡例

ヒートマップレポート上で画像に凡例を追加し、に最低と最高値 O/h (オブジェクト/時)。

設定範囲

通常、ヒートマップにはすべての値を表示します (最小値 = 0%、 最大値 = 100%)。最小と最大値を調整することで、以下の通り表示する結果に影響を与えることができます:

  • 最小値:フィールドに 0 以上の値を入力すると、トラフィックの低い領域がヒートマップに表示されません。

  • 最大値:フィールドに 100 以下の値を入力すると、トラフィックが多い領域は強調表示され、ヒートマップに表示されます。これは、最大値(赤)の色調整の最大値よりも、すべての値が等しいか、より高い表示することによって行われます。

透明度

ヒートマップの透明度を制御高い値は背景で画像をより多く表示します。

追加情報

MxAnalytics データストレージ

MxAnalyticsのエクスポート機能を使用するには、解析データをカメラ内蔵の SDカードに保存する必要があります。データは MxAnalytics パーティション に保存され、電力障害が発生しても安全に保存されます。SDカード適切にフォーマットするためには、 外部ファイルサーバ / フラッシュデバイス ダイアログを開いてください (ストレージターゲット )。

ストレージ設定

ヒント

適切に手順を追うため、このヘルプページは開いたまま進めてください。

  • フォーマットするデバイス上で録画機能が有効になっている場合、 ストレージターゲット セクションの 主のターゲット パラメータから なし オプションを選択して録画を無効にしてください。

  • フォーマットするデバイス上で MxAnalytics の録画機能が有効の場合、 ストレージオプション で MxAnalytics を 無効 にして録画を停止させる必要があります。

  • 設定を永久保存し (ダイアログの設定ボタン、 閉じる ボタンを押し、システムプロンプトを確認してください) 、 カメラを再起動してください

  • 再度、 Storage on External File Server / Flash Device ダイアログを開いて、 ストレージメディアをフォーマットする のラインにある SD フラッシュカード を選択してください。同じラインの フォーマット ボタンをクリックして、フォーマッタウィザードを開始します。

  • フォーマッタウィザード ダイアログでは、 イベント記録の容量MxAnalytics の容量 のチェックボックスを有効にして、 MxAnalytics のパーティションサイズを設定してください (もしくはプリセット値を使用してください)。

  • コンピュータ上のデバイスを読み取ることで記録されたデータの悪用を防止したい場合は、 データ暗号化鍵を設定してください。

    注意

    既存データを回復する機会を与えずに消し去る場合は、 安全な削除モード (遅い) オプションだけを有効にしてください。このフォーマットモードには、デバイスのサイズによりますが長いと数時間かかります。

  • OK をクリックしてシステムプロンプトに確認応答してください。カメラは進行バーを表示します (数分かかる可能性があります)。フォーマットが完了すると、カメラは概要を表示します。

  • ダイアログを閉じて 外部ファイルサーバ / フラッシュデバイスMxAnalytics ストレージ チェックボックスを有効にしてください。

  • 外部ファイルサーバ / フラッシュデバイス のヘルプトピックで表示されている通りに録画ターゲットを設定して進めてください。

  • 設定を永久保存し (ダイアログの設定ボタン、 閉じる ボタンを押し、システムプロンプトを確認してください) 、 カメラを再起動してください

  • 外部ファイルサーバ / フラッシュデバイス ダイアログを開き、 外部ファイルサーバ / フラッシュデバイス セクションの下にあるステータスを確認してください。

ストレージ要件

MxAnalytics の結果は、15分毎に保存されます。解析を常時起動させる場合、データ量は 1ヶ月でおおよそ 1GBが見込まれます。さらに長期間の解析を望む場合は、 MxAnalytics ボリューム の容量が十分にあることを確認してください。パーティションでリザーブされたストレージ容量に到達すると、最も古い記録から上書きします。

ヒント

SDカードの MxAnalytics のストレージスペースを最大にするためには、フォーマット時に大半のスペースを MxAnalytics 用として設定します。イベントストレージ用として、外部のファイルサーバや USBハードディスクなどを使用してください。


システム設定値の保存

設定 ボタンをクリックすると、次にカメラが再起動するまでの間、設定内容が保存され有効になります。

出荷時設定 ボタンをクリックして、このダイアログに工場出荷時設定値をロードします (このボタンはすべてのダイアログにはありません)。

リストア ボタンをクリックすると、カメラに永久保存される前の直近の変更が元に戻ります。

閉じる ボタンをクリックするとダイアログが終了します。ダイアログを終了している間、システムは設定全体に変更があるかどうか確認をします。設定に変更が検出されると、システム設定値を永久に保存するかどうか確認されます。


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