日付と時間 ダイアログでは、カメラの日付、時間、タイムゾ-ン、タイムサーバを設定します。
リアルタイムクロックとの時間調整で差異が生じるのを避けるため、カメラは外部のタイムサーバを使用してリアルタイムクロックと同期します。以下の2種類のプロトコルから選択できます。
NTP (Network Time Protocol、 RFC 1305):このプロトコルはNTP(RFC 1305)のサービスを提供する1台または複数のイントラネットやインターネットのタイムサーバ(time.nist.gov、ptbtime1.ptb.deなど)で使用できます。 pool servers of ntp.org を開いて、適切なタイムサーバリストを確認してください
タイムプロトコル (RFC 868):このプロトコルは旧式です。カメラの起動時にリアルタイムクロックとタイムサーバを同期し、その後は 6時間毎に同期を繰り返します。
NTPを使用して時間を同期させるために、カメラはタイムサーバと永久接続を保持します。これはネットワークに永久接続を行うカメラに対してだけお勧めします。その他のメリット:
NTPは内部クロックの最高の精度を保証します。
NTPはタイムサーバの時間差を最小限まで削減します。
ネットワークで NTPの使用をカメラ経由で設定する場合、 カメラをタイムサーバとして使用する からカメラのチェックボックスを使用可にします。NTPは、カメラにその他のカメラのタイムサーバとしての機能を提供します。これにより、カメラは外部のタイムサーバ機能から独立して、同じシステム時間を共有します。
例: 3台のカメラ A、 B、 Cがローカルサブネットで起動しています。カメラ A は、信頼できる時刻情報元として MX-GPS-Box に接続されており、インターネット接続も利用できます。インターネット接続と GPS衛星の両方が機能していないことはあまり考えら得ません。そのため、次の設定を行ってください:
カメラ A:サーバ 0.pool.ntp.org
、 1.pool.ntp.org
、 2.pool.ntp.org
をタイムサーバとして設定
カメラ B:カメラ Aをタイムサーバとして使用
カメラ C:カメラ Aをタイムサーバとして使用
通常は、カメラに対してタイムサーバは 1つで十分です。冗長性を持たせる場合は、3 ~ 4つのタイムサーバが設定してください。万が一、使用中の 2つのタイムサーバの一方が間違った時間情報を送信している場合、正しい時間情報が分からないのでカメラは両方のタイムサーバを無視します。
パラメータ |
説明 |
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タイムゾーン |
カメラの位置に適したタイムゾーンを選択します。 注記タイムゾーンを変更したら、本ダイアログの設定を永久保存するため 設定 ボタンを押下し、 閉じる ボタンで実行してください。次に進む前に必ず カメラを再起動 してください。! |
1時間毎のサウンド |
音声メッセージ管理 ダイアログを使用して保存したサウンドファイルを1つ選択して、1時間毎に再生します。 |
タイムサーバプロトコル |
このリストボックスでは、使用するプロトコルを選択します。選択肢は、RFC 1305で展開される最新の NTP (Network Time Protocol) 、または RFC 868に準じた旧式のタイムサーバです。 |
タイムサーバ |
タイムプロトコル (RFC 868) を選択する場合、フィールドにタイムサーバのアドレスを入力してください。タイムサーバは RFC868で指定したプロトコルをサポートしている必要があります。 NTP プロトコルを選択する場合、最大 5つのタイムサーバが入力できます。タイムサーバは RFC 1305で指定したプロトコルをサポートしている必要があります。サーバの右側に表示される LEDが、 NTPサーバサービスのステータスを示します。LED上にマウスオーバーすると、バブルヘルプが LEDの詳細情報をを表示します。 |
カメラをタイムサーバとして使用 |
カメラを、ネットワーク上のタイムサーバとして使用する設定です。タイムサーバをして使用するカメラの IPアドレスを、他のすべてのカメラに入力してください。この設定により、カメラは Stratum (ストラタム) 7 としてシステム時刻を設定し、利用できる外部タイムサーバがなくても受け入れ可能なタイムサーバとなります。(このオプションは NTP プロトコルを使用するときにだけ利用できます。) |
パラメータ |
説明 |
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現在のカメラ時刻 |
カメラの現在の時間を表示します。この出力は不正確な場合があります。疑わしい場合には、ライブ画像のタイムスタンプを確認してください。PCの時刻と |
MX-GPS-Box |
カメラに MX-GPS-Box が接続されている場合、非常に高精度の時間情報が GPS衛星から取得されます。この場合、ステータスラインには、 MX-GPS-Box から取得した GPSのデータ情報が表示されます。 |
ローカル NTPサービス |
このフィールドには、現在カメラが使用しているタイムサービスに関する情報が含まれます。情報は異なる色で表示されます:タイムサーバに到達できる状態の場合、NTPクライアントの出力は アンバーです。カメラのクロックが出力に同期されている場合は 緑です。注意:タイムサーバは 1つだけ使用されます。NTPを使用してクロックを同期するには多少の時間がかかります。 |
NTPモードで起動すると、カメラは 30分毎に設定済みのタイムサーバを確認します。サーバが失敗すると、対応するエラーがシステムメッセージとして表示されます。
カメラのシステム設定値 の SECTION time
では、エラーのチェック作業の間隔を変更することができます。
パラメータ TSCHECKINTERVAL=30
は 1分、 10分、 15分間隔に変更できます。スイッチ TSFAILISCRITICAL=0
が 「1」 に設定されていると、クリティカルエラーとして失敗が記録されます。 システム設定は手動で編集する必要があり、カメラを再起動すると変更が適用されます。
システム設定値の変更は、経験豊富な MOBOTIX ユーザが行ってください。無効の設定内容が保存されると、 MOBOTIX カメラに接続できなくなる可能性があります!
設定 ボタンをクリックすると、次にカメラが再起動するまでの間、設定内容が保存され有効になります。
出荷時設定 ボタンをクリックして、このダイアログに工場出荷時設定値をロードします (このボタンはすべてのダイアログにはありません)。
リストア ボタンをクリックすると、カメラに永久保存される前の直近の変更が元に戻ります。
閉じる ボタンをクリックするとダイアログが終了します。ダイアログを終了している間、システムは設定全体に変更があるかどうか確認をします。設定に変更が検出されると、システム設定値を永久に保存するかどうか確認されます。
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