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IP Notifyプロファイル

IP Notifyプロファイル のダイアログでは、コンピュータやカメラのTCPポートにテキストメッセージを送信して、他のイベント(一連の監視)をトリガするアラームで使用するネットワークメッセージを設定できます。

アクショングループ一覧 ダイアログでアクショングループを編集すると、アクションと特定のイベントが紐付けされます。

注意

プロファイルとオプション

個々のプロファイルについて、 IP Notifyプロファイル ダイアログで以下のパラメータを設定します:

オプション

パラメータ

IP Notifyプロファイル n

他と重複しないプロフィール名を入力します。文字、数字、ピリオド、ハイフンおよびアンダースコアのみを使用してください。

IP Notifyのタイプ

事前定義のシステム設定 では次の値が利用できます:

  • MxCC-アラーム:シンプル

    このタイプは、 MxControlCenterを起動している PCのアラームリストに、事前定義した IP notify (ネットワーク) メッセージを送信します。

  • MxCC-アラーム:確認が必要です

    このタイプでもまた、 MxControlCenterを起動している PCのアラームリストに、事前定義した IP notify (ネットワーク) メッセージを送信しますが、ユーザは MxControlCenterのアラームリストに現れるアラームをクリックして確認する必要があります。アラームが 60秒以内に確認されない場合、カメラは転送エラーを信号送信します。

  • カスタム設定

    追加の データプロトコルデータタイプ セクションを表示し、カメラは特別なネットワークメッセージが送信できます。( サンプルプロファイルの説明を参照してください。)

相手先アドレス

カメラがネットワークメッセージを送ろうとする先の IPアドレスとポート(コロンで区切る)を 相手先アドレス フィールドへ入力してください。

例1 相手先アドレス
  • 192.155.13.22:8000

  • alertcenter1.mycompany.net:8701

説明

  • 複数の Pcにメッセージを送信する場合、各 IPアドレスを個別ラインに入力してください。

  • IP メッセージがうまく送信されない場合、カメラは IPメッセージ送信時のエラー セクションに記載されたエラーメッセージを発行します。

  • シンボリック ネームを使用することも可能です。その場合、 イーサネットインターフェース ダイアログでDNSサーバの入力が必要です。

IPメッセージを送信するために 送信順序 を設定します:

  • パラレルですべてに送ります (デフォルト):カメラはすべての 相手先アドレス へ同時にメッセージを送信します。

  • シーケンシャルですべてに送ります:カメラはすべての 相手先アドレス へ順番ににメッセージを送信します。

  • エラーが発生すると次の送信先に送ります:カメラは、最初の送信に成功すると停止し、現在の送信に失敗をすると次の IPアドレスに送信します。

データプロトコル

データプロトコル セクションボックスで使用するプロトコルを設定します。

  • Raw TCP/IP:TCPパケットで生データを送信します。データのみを転送する場合にこのプロトコルを使用します(他のカメラをトリガする場合など)。

  • HTTP/1.0 Request:HTTP要求として受信先の PC宛てにデータを送信します ( MOBOTIX カメラや別のウェブサーバ)。

  • HTTP/1.0 Request + Acknowledge:HTTP要求として受信先の PC宛てにデータを送信します ( MOBOTIX カメラや別のウェブサーバ)。受信側の PCが確認メッセージを返送すると、送信に成功した IP Notifyメッセージのみ確認します。

転送プロトコル:Raw TCP/IP

転送プロトコルRaw TCP/IPに設定されている場合、次のオプションが表示されます。

  • Raw TCP/IPの区切り文字:この文字列は受信側で区切れるよう、メッセージの各領域 (例:画像など) の間に挿入されます。転送するデータと重複しない文字列を入力します(出荷時設定:--next-image--) 。

転送プロトコル:HTTP/1.0 RequestHTTP/1.0 Request + Acknowledge

転送プロトコルHTTP/1.0 Requestに設定されている場合、次のオプションが表示されます。

  • CGI Path:リクエストを処理する転送先コンピュータのスクリプトの絶対パス("/"で開始)を入力します. /cgi-bin/newmessage.cgiなど)。

  • HTTP Authentication:転送先コンピュータへのログオンに必要なユーザ名とパスワード情報 (user:passwordなど)をこのフィールドに入力します。

データタイプ

送信先コンピュータに送信する 通知データ を選択します。

  • Plain text:生テキストデータのみを転送します。

  • MxPEG や JPEGクリップ:音声付きの MxPEG クリップまたは JPEGファイルで画像データを転送します。

  • 画像情報(JPEGコメント):JPEG画像のヘッダに挿入される現在のライブ画像の画像情報を転送します。

  • システムメッセージ:送信元カメラのシステムメッセージを転送します。

  • ウェブサーバのログ:カメラの ウェブサーバのログファイル 転送します。

通知データ:プレーンテキスト

メッセージ フィールドに送信するテキストを入力します。このテキストは IPレシーブ(RC) イベントを受信側のカメラでトリガするためのシンプルなテキストメッセージ ( SimpleNotify のプロフィール例参照)またはCGIスクリプトに渡されるコマンド ( HttpRequest のプロフィール例参照)です。

テキスト入力およびあらかじめ設定された 変数の使用が可能です。変数のリストはヘルプ画面の 変数 を参照してください。

通知データ:MxPEG や JPEGクリップ

送信用の画像ファイルの形式を選択します:

  • MxPEG クリップファイル:音声付きの MxPEG クリップで画像データを転送します。

  • JPEGファイル:JPEGファイルで画像データを転送します。

クリップフレームレート およびイベントの前後に含める時間を指定します(までの時間 および 後の時間)。

注記

これらのボックスで指定したフレームレートはさまざまな要因(イベント時のプロセッサの負荷など)に左右されるため、指定したフレームレートを下回る場合もあります。

特に、 Setup Menu > 一般画像設定Playback has Priority 設定からアラーム前フレームレートを 2fpsに削減ができます。

通知データ:システムメッセージ

システムメッセージの範囲 を設定して、指定した範囲のシステムメッセージを挿入します。

送信ポート

ファイヤウォール使用時は、カメラの送信ポートを変更して設定することができます。 全体 ボタンをクリックをクリックして、 送信ポート に選択したポートを入力します。

送信ポートの出荷時設定値は0(自動)。

注記

この機能は Web モデルと Basic モデルでは使用できません。

IPメッセージ送信時のエラー

ネットワークメッセージの転送が問題なく完了すると、受信側のコンピュータでメッセージが認識されます。ネットワークメッセージの送信に失敗すると(接続の中断、コンピュータの停止など)、カメラの システムメッセージ ダイアログに IPMSG サービス タグ、 ID 列にプロファイル名が記録されます。

テストプロファイル

1つ以上のプロファイルを作成または修正した場合、、プロファイルのテストを行ってください ( 設定 および 閉じる ボタンでダイアログを終了し、システム設定を永久保存していること)。 ネットワーク設定をチェックしてください からテストしてください。プロファイルの後ろにある 転送 ボタンをクリックし、 ネットワークテストログ ウィンドウで出力を監視してください。この項目に関する詳細は、 ネットワーク設定をチェックしてください のヘルプページを参照してください。

プロファイル追加

ダイアログの最後にある 新しいプロファイルの追加 を使用して、新しいプロファイルを作成してください。プロファイル内容を説明する名前で上書きしてください。別のダイアログ゙で見分けるためにこの名前が使用されます (例: アクショングループ゚の詳細画面)。

プロファイルの削除

プロファイルを削除するには、プロファイルの上部にある 削除 チェックボックスを使用可にしてください。ダイアログの下にある 設定 ボタンをクリックするとプロファイルが削除されます。

プロファイル例

プロファイル

説明

MxCC-アラーム

IPアドレス 10.0.0.42 (ポート 8000) で MxControlCenterを起動している PCのアラームリストに、事前定義された IP notify (ネットワーク) メッセージを送信します。

事前定義のシステム設定MxCC アラームに送信された場合: MxCC アラームの代わりに確認が必要です: シンプル、 ユーザは MxControlCenter アラームリストで発生する全ての新しいアラームをクリックして確認する必要があります。

MxGuard ポップアップ

このプロファイルは、シンプルなテキストメッセージを IPアドレス 10.0.0.42 、ポート 81のPCに送信します。 MxGuard ( www.mobotix.com, サポート > ソフトウェアダウンロード > ツール参照) が本 PC上で起動していると、アプリケーションは応答するアラーム画像を表示します。

このメッセージにはカメラ名 $(ID.NAM) および変数のイベント番号 $(FPR.ENO)が含まれます。

SimpleNotify

このプロフィールはシンプルなテキストメッセージを IPアドレス 10.0.0.42 のポート 8000に送信します。

このメッセージにはカメラ名 $(ID.NAM) および変数のイベント番号 $(FPR.ENO)が含まれます。

MultipleNotify

このプロフィールもシンプルなテキストメッセージを送信しますが、ポート 800010.0.0.4210.1.0.94に同時に送信します。

このメッセージには SimpleNotify と同様に、カメラ名 $(ID.NAM) および変数のイベント番号 $(FPR.ENO)が含まれます。

HttpRequest

このプロファイルはカメラのウェブサーバ ( localhost ) の出荷時設定のHTTPポート80にコマンドを送信します。

カメラはコマンド action=ledson&leds=BBBBBB&time=5 をスクリプト /control/rcontrolに渡し、それによってカメラのLEDが5秒間点滅します。

カメラのコマンドの説明は、次のヘルプ画面を参照してください。


システム設定値の保存

設定 ボタンをクリックすると、次にカメラが再起動するまでの間、設定内容が保存され有効になります。

出荷時設定 ボタンをクリックして、このダイアログに工場出荷時設定値をロードします (このボタンはすべてのダイアログにはありません)。

リストア ボタンをクリックすると、カメラに永久保存される前の直近の変更が元に戻ります。

閉じる ボタンをクリックするとダイアログが終了します。ダイアログを終了している間、システムは設定全体に変更があるかどうか確認をします。設定に変更が検出されると、システム設定値を永久に保存するかどうか確認されます。


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