FTPプロファイル 画面で、FTPサーバに画像をアップロードするためのプロファイルを作製、管理します。
タイムタスク や アクショングループ一覧 画面で、FTPで画像送信するためには、少なくとも1個のプロファイルを作っておくことが必要です。
FTP (File Transfer Protocol) はコンピュータ間でデータ交換するためのインターネット通信手順です。このプロトコルはHTMLページや画像をインターネットプロバイダのサーバにアップロードするためによく使われます。
MOBOTIX カメラは FTPでサーバに画像が転送できるので、例えばホームページには常に最新の画像が表示されます。この場合、カメラは送信側(FTPクライアント)となり、相手コンピュータは受信側(FTPサーバ)として動作します。
FTPプロファイルは1個または複数個、設定できます。すべてのFTPプロファイルは、FTP送信の全体的な情報をあらわします。転送動作は タイムタスク 画面で定義されたタスクによって起動されたり、 アクショングループ一覧 画面で定義するイベントによって起動されます。
このダイアログには、すべてのプロフィールで使用できる グローバスオプション と各プロフィールでのみ有効な プロファイルオプション があります。
頻繁に使用するパラメータの入力にはグローバルオプションを使用することをお勧めします ( FTP サーバ、 user名、 パスワード および 接続など)。グローバルなFTPサーバを使用するプロフィールでは、各フィールドは空欄にします。
プロファイルとオプション セクションで定義したプロファイルの内、 FTPストリーミング モードで使用するプロファイルを 1つ選択してください。標準の FTP転送では FTPサーバを使用した一連の FTP転送プロセス (ログイン、ディレクトリの変更、ファイル転送、ログオフ) が行われますが、このモードでは一度だけ FTPサーバに接続されます。すべてのだ居るが転送を完了してログオフするまで、カメラは接続を継続します。更新間隔が 最速に設定されると、ファイル転送は即座に開始されます。すなわち、前の転送が完了すると、即座に次のファイル転送が始まります。
新しく FTPファイルを作成したら (新しいプロファイルの追加 ボタンから)、 FTP プロファイル リストから新しいプロファイルを選択する前に 設定 ボタンを必ずクリックしてください
プロファイルの全部のオプションを表示するには 全体 ボタンをクリックしてください。
プロファイル名の下の1行目には 現在の転送先 ファイルが表示されます。必要な変更を終えたら、画面下部の 設定 ボタンをクリックして、プロフィールの入力を更新します。
個々のプロフィールについて、 FTPプロフィール 画面で以下のパラメータを設定する:
パラメータ |
説明 |
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FTP プロファイル n |
他と重複しないプロフィール名を入力します。 タイムタスク や アクショングループ一覧 画面で、時間あるいはイベントによるファイル転送を行うために、作製済みのプロフィールを選ぶことができます。 |
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現在の転送先 |
ここには、 ディレクトリ名、 ファイル名 および イベントディレクトリのフィールドの現在値を使用して作成した転送先ファイルが表示されます。 注記必要な変更を終えたら、画面下部の 設定 ボタンをクリックして、現在の転送先ファイルを更新します。 |
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ディレクトリ名 |
画像を保存するFTPサーバのディレクトリ名を入力します。 FTPサーバ上で使用可能な名前であり、アクセスできる名前であること。まだ指定するディレクトリが存在しなければ、FTP送信中につくられます。(デフォルト値である) 変数 を使用すると、該当する名前でディレクトリが作成されます。 この部分を空欄にすると、画像はFTPサーバの rootレベル("/")のディレクトリに保存されます。あなたが入力したユーザは、ファイルの保存とディレクトリの作製に必要なアクセス権限を持っていることを確かめてください。 注記ディレクトリ名の前にスラッシュ (" |
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ファイル名 |
保存画像のファイル名 (例: FTPサーバ側で受付けられる名前を使えます。(デフォルト値である) 変数 を使用すると、該当する名前でファイルが作成されます。 |
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ファイル形式 |
転送するデータ形式を選択します。
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ファイル形式:画像プロファイルからの画像 |
全部のFTPプロファイルについて、現在表示されている画像フォーマットとは別に、特別な画像フォーマットを与えることができます。 画像プロファイルとしてカメラに保存されます。 画像のプロファイル ダイアログで設定した画像プロファイルを1つ選択します。 注記MxPEG がカメラで有効の場合、 画像プロファイルを使用してカメラから画像を取り出すと、フレームレートは 10秒間削減されます。 |
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ファイル形式:MxPEG や JPEGクリップ |
送信用の画像ファイルの形式を選択します:
クリップフレームレート およびイベントの前後に含める時間を指定します(までの時間 および 後の時間)。 注記これらのボックスで指定したフレームレートはさまざまな要因(イベント時のプロセッサの負荷など)に左右されるため、指定したフレームレートを下回る場合もあります。 特に、 Setup Menu > 一般画像設定 の Playback has Priority 設定からアラーム前フレームレートを 2fpsに削減ができます。 |
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一時的な名前 |
このオプションが動作すると、FTP送信中には一時ファイルに画像が格納されます。画像には送信完了時に名前が付け直されます。 このオプションを有効にすると、画像送信が完了しなかったことによる不完全な画像や空のフレーム、エラーメッセージは閲覧者に対して表示されません。 固有のファイル名を作成するため、名前にはカメラのシリアル番号 (赤) およびプロファイル名 (青) が含まれています。
Microsoftの インターネット インフォメーション サービス (IIS) などの FTPサーバは既存の名前と同じファイル名への変更を許可していません。使用可能ならば、リネームされる前のものを削除 のオプションを使用してください。 |
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イベントディレクトリ |
イベント毎に、そしてその履歴画像用に、個別にサブディレクトリをつくりたい場合にこの機能を使います。 |
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FTPサーバ |
FTPサーバ(受信者)の IPアドレスまたは、名前を入力します。例:
シンボル名称を使用する場合、少なくともDNSサーバが イーサネット インターフェース 画面で設定されており、カメラがサーバのIPアドレスを得られるようになっていること。 |
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ユーザ名 |
FTPサーバにログインするためのユーザ名を入力する。 ユーザ名はインターネットプロバイダあるいは、システム管理者によって与えられます。 |
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パスワード |
FTPサーバにログインするためのユーザ名を入力する。 パスワードはインターネットプロバイダあるいは、システム管理者によって与えられます。 |
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接続 |
プロフィールの出荷時設定を使用しない場合、ここで アクティブ FTP (カメラとFTPサーバの間にファイアウォールまたはルータが配置されている場合)または パッシブ FTP を選択します。 FTPサーバがどちらの機能をサポートしているか分からない場合、この設定は変更しないこと。 |
1つ以上のプロファイルを作成または修正した場合、、プロファイルのテストを行ってください ( 設定 および 閉じる ボタンでダイアログを終了し、システム設定を永久保存していること)。 ネットワーク設定をチェックしてください からテストしてください。プロファイルの後ろにある 転送 ボタンをクリックし、 ネットワークテストログ ウィンドウで出力を監視してください。この項目に関する詳細は、 ネットワーク設定をチェックしてください のヘルプページを参照してください。
ダイアログの最後にある 新しいプロファイルの追加 を使用して、新しいプロファイルを作成してください。プロファイル内容を説明する名前で上書きしてください。別のダイアログ゙で見分けるためにこの名前が使用されます (例: アクショングループ゚の詳細画面)。
プロファイルを削除するには、プロファイルの上部にある 削除 チェックボックスを使用可にしてください。ダイアログの下にある 設定 ボタンをクリックするとプロファイルが削除されます。
設定 ボタンをクリックして作製したプロフィールをチェックします。プロフィールが違っていたり入力ミスがあれば、すぐに修正するか正しく入力してください。エラーが無ければ、プロファイルは 一時的に保存されています。
閉じる ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。ダイアログを閉じている間、システムは設定値全体について変更部分をチェックします。変更部分が検出されると、システム設定値全体を永久保存するか聞いてきます。
新しく作成したプロファイルや変更を加えたプロファイルは、カメラ全体のシステム設定を保存するときに永久保存されます。
新規あるいは変更したFTPプロフィールを使用するために、カメラの再起動は必要ありません。
固有のディレクトリやファイル名を作成するには、 変数 または プレースホルダを使用します。毎日の履歴を残す場合などに、変数やプレースホルダは便利です。
次のリストには、変数の例を記載しています。ダイナミックテキストの詳細は 変数 および プレースホルダ のヘルプ画面をご覧ください。
変数 |
説明 |
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MOBOTIX が事前定義したディレクトリ プレースホルダーは以下のパターンに従った独特のディレクトリ構造をとります。
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MOBOTIX 事前定義のファイル名 プレースホルダーは以下のパターンに従った独特のファイル名になります。
カメラで有効なファイル名を生成するため、必ずファイル名に拡張子 |
上に示したプレースホルダーとは別に、 変数の使用も可能です。
設定 ボタンをクリックすると、次にカメラが再起動するまでの間、設定内容が保存され有効になります。
出荷時設定 ボタンをクリックして、このダイアログに工場出荷時設定値をロードします (このボタンはすべてのダイアログにはありません)。
リストア ボタンをクリックすると、カメラに永久保存される前の直近の変更が元に戻ります。
閉じる ボタンをクリックするとダイアログが終了します。ダイアログを終了している間、システムは設定全体に変更があるかどうか確認をします。設定に変更が検出されると、システム設定値を永久に保存するかどうか確認されます。
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