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環境イベント

環境イベント ダイアログでは、環境条件に基づいてトリガすることが可能なイベントセンサが含まれます。

メタイベントを使用した誤アラームの防止

イベントのフィルタには、カメラの イベントロジックが使用できます。このダイアログでは、リンクしたイベントが特定のシーケンスや時間枠で発生した場合にのみ、 ロジック イベントを生成するためにイベントをリンクすることができます。 イベントカウンタからイベントをフィルタすることも可能です。特定の時間枠にある回数のイベントが発生した場合にのみ、イベントが生成されます。

共通設定

オプション

説明

イベント・デッドタイム

イベント・デッドタイムでは、イベント発生後に同じプロファイルからの新しいイベントを認識しない時間範囲を定義することができます (0~3600 秒)。

イベント・デッドタイムを設定すると、例えば複雑なアクション (有効な画像検出領域内の人の往来) によりトリガされる複数のイベントの発生を防止することができます。

イベントセンサタイプの説明

イベントセンサタイプ

説明

ショックセンサ

カメラが衝撃にさらされた場合、カメラはショックセンサを起動します。このイベントを使用すると、例えば破壊行為などに対応することができます。デフォルト値は軽い衝撃に反応しますが、風や雨など環境からの影響にはトリガを発しません。

万が一、荒れた条件下で高確率の誤アラームを検知する場合は、 検出感度を低減してください。デフォルト値は 1ですが、31を使用するとセンサは過激な衝撃にだけ反応を示します。この設定は全体で使用されます。

注記

この機能は WebBasic モデル では利用できません。また 4.1 以下 (4.1を含む) 基盤改訂版 の MOBOTIX カメラでも利用できません。ボード Rev.は 管理者メニュー > カメラ情報ハードウェア > 基盤改訂版から確認してください。

PIR センサ

パッシブ形赤外検出器は検出領域内で熱を持った移動物体を見つけます。センサの検知距離はおよそ10m(34ft)、視野角±15°です。

イベント検出用にトリガレベルを設定します。

テキストと表示設定 画面でレベルメータを選択し、 PIR 検出器 を信号源にする。レベルメータはアプリケーションにあわせ、最適なトリガレベルの設定に役立ちます。

マイクロホン

カメラ内蔵のマイクロホンはカメラ周辺ノイズに反応します。

トリガレベルを超えると、定義した最小時間異常ノイズが続いた場合にイベントがトリガされます。

テキストと表示設定 画面でレベルメータを選択し、 マイクロホン を信号源にする。レベルメータはアプリケーションにあわせ、最適なトリガレベルの設定に役立ちます。

注記

この機能は Basic モデルと Web モデルでは使用できません。

温度

内蔵の温度センサは、設定温度に対する実測値の高低によってイベントをトリガします。

  • カメラが使用する温度センサを選択してください。

    カメラ温度

    カメラは内部の温度センサを使用します。

    周囲の温度

    カメラは搭載の外部温度センサを使用します (使用できないモデルがあります)。

    MX-GPS-Box 温度

    カメラは接続された MX-GPS-Boxの温度センサを使用します。

    ExtIO 温度:

    カメラは接続された ExtIO 拡張モジュールの温度センサを使用します。

  • 温度実測値が設定値より高く、又は低くなったときのどちらでイベントをトリガするか決めます。

  • イベントをトリガする温度を入力する。

  • 温度の単位を選ぶ。

  • どのくらいの頻度でイベントを発生させるか決めます。

    最初

    イベントは最初の 一回だけトリガされます。 最初にその状態が検出された時のみです。

    毎回

    条件が成立している間、 毎回 イベントがトリガされます。

注記

この機能は Basic モデルと Web モデルでは使用できません。

照明

画像センサは、設定照度に対する実測値の高低によってイベントをトリガします。

  • イベントで使用する画像センサを選択します (デュアルレンズモデルでのみ利用可能)。

  • 温度実測値が設定値より高く、又は低くなったときのどちらでイベントをトリガするか決めます。

  • イベントをトリガする照度値を入力してください。

  • どのくらいの頻度でイベントを発生させるか決めます。

    最初

    イベントは最初の 一回だけトリガされます。 最初にその状態が検出された時のみです。

    毎回

    条件が成立している間、 毎回 イベントがトリガされます。

注記

この機能は Basic モデルと Web モデルでは使用できません。

GPSの位置

指定の場所からカメラが移動すると、 MX-GPS-Box はイベントをトリガします。

  • 維持する アンカー位置 設定してください。

  • アンカー位置から許容する最大距離を設定してください。

注記

この機能は、 MX-GPS-Box が接続され、適切に起動している場合にのみ利用できます。この機能は Basic モデルと Web モデルでは使用できません。

GPS速度

カメラが指定速度以上または以下で移動した場合に、 MX-GPS-Box はイベントをトリガします。

  • トリガ速度を設定します。

  • トリガタイプを選択します (最低または最大しきい値)。

注記

この機能は、 MX-GPS-Box が接続され、適切に起動している場合にのみ利用できます。この機能は Basic モデルと Web モデルでは使用できません。

熱放射スポットメーター

熱放射 (サーマル) スポットメーターは、画像中心 (4画素) の測定温度が指定したトリガ値に高低すると、イベントがトリガされます。このイベントに関する追加情報は、 熱放射スポットメーター のヘルプ画面を参照してください。

注記

適切なサーマル画像センサが取り付けられ、正常に起動している場合でのみ、この機能は利用できます。

熱放射測定 (TR)

熱放射測定は、ユーザが定義した画像領域の測定温度が指定したトリガ値から高低すると、イベントがトリガされます。このイベントに関する追加情報は、 熱放射測定 のヘルプ画面を参照してください。

注記

適切なサーマル画像センサが取り付けられ、正常に起動している場合でのみ、この機能は利用できます。


システム設定値の保存

設定 ボタンをクリックすると、次にカメラが再起動するまでの間、設定内容が保存され有効になります。

出荷時設定 ボタンをクリックして、このダイアログに工場出荷時設定値をロードします (このボタンはすべてのダイアログにはありません)。

リストア ボタンをクリックすると、カメラに永久保存される前の直近の変更が元に戻ります。

閉じる ボタンをクリックするとダイアログが終了します。ダイアログを終了している間、システムは設定全体に変更があるかどうか確認をします。設定に変更が検出されると、システム設定値を永久に保存するかどうか確認されます。


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